Archive for 9月, 2008

信州平和の旅

9月13~14日、「松代大本営」「無言館」「いわさきちひろ美術館」を巡って、自分の目で見て肌で感じる戦争と平和を考えるツアーをおこない、地域のメンバーや学生など10人が参加しました。

松代大本では現地のガイドさんが案内してくれ、「あのころの軍隊は天皇を守るための軍隊=皇軍であって、国民の為の軍隊ではなかった」「松代が完成するまでの時間稼ぎに沖縄戦は降伏することを許されなかった」 と、松代大本営が、広島・長崎・沖縄とは違う加害の日本を考えるうえでも、歴史的に大変重要な意味をもつところであると話してくれました。

「無言館」「いわさきちひろ美術館」では、そこに込められた作者の思いや生き様に共感し、涙しながらも、芸術という力の大きさを実感し、励まされました。

参加したメンバーは、「無言館でみた絵は、どれもとても優しい絵だった。あの優しい絵を描いていた画学生が、筆を鉄砲に持ち替えなければいけなかったなんて・・・。」

「絶対的な天皇がいて、戦争に行きたくないと口に出せない ような環境で、絵を描くことがどれほど困難だったか。それでも死ぬまで描いて、残されたその絵を守り続けた家族の悔しさを思うと涙が出た」

「自分がいかに、戦争に対して知らないこと、知ろうとしていなかったことことに気付けた。加害者としての日本、全てを知っている気になっていた私にとって 貴重な経験だった。もっと学びたい」

京都に帰って自分たちに何ができるのか、これからどんなことをしていきたいか、夜のロッジで、帰りのバスの中で大いに交流しました。現地長野の民青のメンバーとも交流でき、おいしい空気、おいしいご飯も頂いて、とても充実したものになりました。

9.11ピースキャンドル灯る

9月11日、ニューヨーク同時多発テロ・・・あれから7年が経ちました。

この同時多発テロを引き金に、アフガニスタン侵攻、イラク戦争がおこり、今も罪のない多くの人たちが死と隣り合わせの危険な状況の中にいて、たくさんの人たちが犠牲になっています。

9月11日、三条大橋の河川敷で、この日にちなんで毎年平和の祈りをこめたピースキャンドルをおこなっています。

今年も、平和の願いが込められた紙コップにろうそくが灯り、河川敷や橋の上には人だかりができ、200人の人たちが平和と憲法9条を守ろうという思いを共有しました。

通りすがりに立ち寄り最初からじっと見ていた高校生は「もうあれから7年がたったんですね。このキャンドルを見て、憲法のこと平和のこといろいろ考えました。こういうとりくみはすごくいいですね。来年も来ます」と話してくれました。

『ギョーザ問題から見る平和』

8月31日、民青同盟と平和委員会共催の“憲法・平和企画”えおおこないました。8月企画のテーマは「食・農から平和を考えよう」と企画し、講師には農民連の上原実さんをお招きし、20人が参加しました。

上原さんは、様々な資料やデータを紹介しながら、今の日本で食の安全に対する不安の声が大きくなっていることの背景に、中国冷凍餃子中毒事件、産地偽装など、多くの食を巡る実態があることを紹介。なぜ、このような偽装が横行しているかを、輸入食品のうち1割し検査ができていない日本の検査体制の不十分さの現状と、その背景には、輸入量の急増に検査体制が追いつかないことがあり、ずさんな検査の実態も明らかになってきていることも紹介。

しかし、食の安全への意識が国民の中に広がってきていて、国民の声と行動が、原産地表示義務など、実際色々な法律や制度を作ってきたことを紹介し、一方で、法律があってもそれを守っていないという現状もあり、しっかりとしたチェック体制も必要です。と話されました。

上原さんの話しの後に、参加者みんなで感想や意見を交流しました。

「学生で、お金もなくて、スーパーに行けばやっぱり外国産をわかっていても安いものを選んでしまう。今は健康だけど、将来どうなるのか・・」「安いチェーン店の店が増え、個人経営の店がやっていけなくなっている。安ければ・・・という理由で外国からというやり方では、地産地消のように、ローカルスタンダードの道を考えていかないと」「働いていて、家に帰るの22時23時。そうするともうスーパーも閉まっているし、ご飯を作る時間も余裕もなくコンビニで済ますことも多い。生活全体のあり方を見直すことも必要だと感じた」と、みんなで感想を交流しました。

最後に上原さんは、食と農の現状は変えざるをえないところまできている。今、転換点。食と農の問題は農家だけの問題じゃない。国民全体の問題であるし、国民全体で声をあげていけば変えていけること と述べられました。

参加者の感想

・食料問題に対して自分はあまり関心がなかったので、今回の話しはこの問題に対して考えるきっかけになりました。(学生)

・新聞を見るだけではわからない情報がわかってよかったです。(教師)

・ データから見ても、事実から見ても、食の安全が守られていないのは明白。それなのに、抜本的な改善に動き出さない国のありかたには疑問を感じます。ただ、今回の講演を聞いて改善の道がたしかにあることを知り、少し希望がもてたきがします。事実から目をそむけず、流さないで声をあげる。そこに改善の道がたしかにあると知りました。(社会人)

・ 今、自給率が低くなってて、お米ももし食べられなくなるのは絶対いやだし、自分の知らないところで食の安全が危ないところまできているということが、今日改めて認識しました。食品は、自分の健康、将来の子ども達の健康を左右する・・・。ちゃんと選んでいきたいです(学生)

・国の思うようになっていたら、本当に日本は大変なことになってしまうと思います。だから国民のみんなが今の現状と真実を知って、変えていく必要があるのだと思います。(中学生)